パグの輪郭

実家のパグの写真を見ながらパグの絵を描くのだけど、パグの輪郭は難しい。
パグは鼻ぺちゃであるから、プリンを横に倒したような輪郭をしている。顔の周りには襟巻きのような皮がぐるりとついており、これがまた輪郭を難しくする。どこまでが顔でどこから襟巻きなのか判別付かないのだ。顔を見ても、どこまでが皮でどこからがシワなのか分からない。パグは不思議な生き物だ。しかしパグにとっては何も不思議ではない。見ている人が、輪郭はこうあるべきだと思ってパグを描くから難しいと思う。不思議だ、難しい、と言う裏側には勝手な価値観が潜んでいる。